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蛇の舌先

「空っぽの要塞へようこそ」
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:2006:11/20/17:41  ++  ジーザス…

 青汁の仕事(紹介先派遣・営業職)に朝方連絡した。
 「四時頃担当が戻って来るから、その位に電話する」との事。
 …担当ってアレか…あの甘ったるい話し方の人か(以前丸め込まれた経験有り)とか思った後、四時までは時間が空くという事でもあるので、もしダメだった時の為に仕事探しに出掛けたのでした。

 車(軽自動車・冬タイヤ・実は事故車)に、折りたたみ自転車(神戸産・10年以上前のモノ・防犯登録無し)を積んでハローワークとかに行った訳だ。ドナドナドーナ。
 札幌で車停めるとやたらと駐車料金かかるから、札幌手前の古本屋に車を停めて、自転車に乗り換えた訳だ。狡っからいとか言うな。お金は大事なんだろ?
 で、北大通りを南へ向かって、北大を右手に自転車で札幌中心へ向かっている最中、

 「スイマセン、チョット」
 
 急に呼び止められ、コケそうになった。

 何だ、カツ上げか?俺何かしたか?
 違法に古本屋の駐車場を利用してるくらいで、やましい事なんか何も無いはず…あってももう時効だろ?…いや無い、無いはず。
 何も無いはず(厳密には駐車場勝手に使ってるので、多少後ろめたかったが、後で古本でも買えばいいだろうとか思っていた)なんだが、いきなり呼び止められたんで、何事!って感じで止まってしまった。
 …走ってる自転車呼び止めるなんていい根性だ。
 で、俺を呼び止めた背広の二人組(両者共に日本人っぽい)に、何事か?と聞いてみる。

 「エー、ワタシ ハ オカヤマカラキマシタ」
 「エー、ワタシ ハ オキナワカラキマシタ」

 …声に抑揚が無い、無さ過ぎる。
 小学生の演劇の台詞か、ロボットと話してるんじゃねぇかってくらいの棒読み。

 「…で?道の案内か何か?」

 埒があかなさそうなので聞いてみる、すると、

 「エー…ヨロシケレバ、アナタニ カミサマノ オハナシヲ…」

 キタコレ。
 走り去るか、速攻断り入れるか、どーしようか少し反芻。

 「ショウショウ オジカン ヨロシイデスカ?」

 少々ってどん位だ、と聞いてみた(しまった相手しちゃったよ)「2 3 プン クライデ 2 3 シツモン サセテクダサイ」だそうだ。
 仕方ねぇ、からかってやるか…。
 
 「じゃあ(時計を見る)120秒間の間で、2つまで質問はOKだ」
 「…エ、ア」
 「質問しないのか?」
 「エート…アナタ ト アナタ ノ カゾク ヲ シアワセニスル ホウホウ ゴゾンジデスカ?」
 「いや」
 「ソレナラ ゼヒ…」
 「質問だけだ、と言ったはずだ(時計を見る)残り70秒くらいだな。後一つ質問していい」
 「ア…エ エート…ア アナタ ハ カミサマ ヲ シンジマスカ?」
 「いや」
 「ソ ソレナラ ゼヒ…」
 「…質問だけだ。後20秒かそこら残ってるが、二つ終わったね。ご苦労さん」
 「ア…オジカンガ アレバ…(パンフレットを取り出す)」
 「そうだな(パンフレットを取る)じゃあ、失礼する」
 「オキヲツケテー」

 人を呼び止めた割りには微妙な気遣いだな、オイ。

 大体パンフレット貰ったって電話かけるわけねーだろっつーの。でも貰っちゃったしなぁ…。いや、食い下がられても困るし、後でコンビニで捨ててやろう。
 そう考えていた。まさか10分もしないうちに役に立つと思わなかったが。

 「すいません!ちょっといいですか!」

 また呼び止められる。
 なんだ?(日本語は流暢だが、語気が強かったので)今度こそカツ上げか?
 また急ブレーキかけてコケそうになったのは言うまでもない。だっていきなりなんだんもん。

 「初めまして!私34条の教会で…」

 ついさっき話は聞いたよ!
 しかも同じ教会かよ!
 同じルートかよ!
 自転車呼び止めるの流行ってんのかよ!
 そう脳内でツッコミを入れていた。

 「実はさっき…話聞いてな…(パンフレットを見せる)だからもーいーよ…行かせてくれ…」
 心底ウンザリしながら言った。そーゆー顔でもしてんのか?俺は。
 からかってやろう、とかそういう気持ちは、さっきの場所にそのまんま置いてきたみたいで、この時は心底ウンザリしていた。

 「それはラッキーですね!じゃあ、教会に来て頂けるんですか?」
 だーかーら、なんでそーなるんだ。神の意志の方が俺の意思より重いとでもいうのか。
 だが、23年間生きてきて、10分以内に同じ教会からの使者に路上で勧誘されたのも初めてだ。そういう意味ではレアなのかも知れない。
 嬉しくねーけどな!

 「いや。時間を作れるかどーかわからない。頼む、行かせてくれ(魂の叫び)」
 俺は職探しがしたいんだよ!まったくもう。
 「…私の持論を言いますと…時間というモノは、『作れるかどうかわからない』でなくて『作る』モノで…」
 俺の持論は無視ですか、仕様ですか、そうですか。もう120秒(マイナス約20秒)時間作ってやったんだ、それで勘弁してくれないか。

 「転ばないように!」
 だから何その微妙な気遣い。

 …まぁ、神の意志でやってるんだろう。
 だからまぁ、お疲れさん。
 

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