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蛇の舌先

「空っぽの要塞へようこそ」
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:2006:11/26/07:55  ++  全ては新しい日を見る時のために

 「夜中ストレッチ等を密かに行っていた賜物だと思います」
 先日そう書きました、が!
 すまん、ありゃ嘘だった…。
 東京から先で待っていてくれた人達が居なかったら、俺は仙台までいけたかどうかさえ、危うい。
 だからこそ、毎晩風呂入れる所に泊まったり、走る合間に煙草吸って休憩してたのだな、と。

 「皆で東京まで北海道から車に乗ってくればええんや、酒くらい奢るよ」
 近所を散歩して来たらどうだい、くらいの軽いノリでこう言われたんですよ、こないだ。
 無茶言うなよ!とか思ったけど、「そんなん楽勝だろ」的なノリが当然に存在しているのが可笑しかったし、嬉しかった。
 
 で、言われっぱなしなのも悔しいので、「皆で」のうちの一人と一緒に、25日(金)夜、ドライブ行こうぜ!って提案したわけだよ!
 「こういう事言われたんだぜ!」って報告と、「久しぶりにどっか行こうぜ!」的なノリで。
 行き先は小樽。様々な伝説がある場所なんだが、それは別の話になるし、公表していいようなアレでも無いので割愛。

 助手席で酔っ払うのは久しぶりだった。なんだか20歳になる前、なりたての頃辺りを思い出す。
 最近そういや運転ばっかりしていた気がする。隣でアイツや野郎が酔っ払う度、「俺も飲みてぇぜ!」とかって思っていたのは内緒だ。ビール(実は発泡酒だというのも内緒だ)を買い込んで小樽へ突撃。なんだか本当に20歳辺りの頃みたいだ。
 …まさか旅から帰って来た時を思い出す事にもなるとは、思わなんだが。

 「なんかフェリー乗りたいなぁ、どっか行きてぇ」
 そういうノリの会話になった後、小樽のフェリーターミナルへ行く事に。
 ちょうどフェリーが停泊していて、恐らくはどっかから乗ってきた人を下ろして、これからまたどっかへ行く所だった。
 フェリーからは車を下ろす為のタラップが出ていて、港の駐車場に繋がっていた。
 …ああ、あそこから俺は、帰ってきたんだ。

 迎えに来てくれた野郎(本日誘ったけど用事があって未参加)が、あそこで待っていてくれた事や、旅先であった事や、まさか生きて帰ってこれるだなんて思って無かった時があった(吹雪、トラック、ガードレール、スクーターが山中で息切れ、といった記憶。ガードレールで大根下ろしになるかも…みたいな事)事や、「東京まで車で~」って言ってた奴が俺にしてくれた事(それは奇妙な飲み会であり、カラオケであり、拳で乾杯であり、大森さんである)や、名古屋でベッドに座ってギターを弾いたり共に歌ったりした事(最高の時間だった)や…。
 とにかく沢山の思い出が溢れ出てきて、実際に興奮気味にそれを口にしていた。
 
 そう、俺はここから、帰ってきたんだ。

 もう一度奴等に借りを返さなくちゃいけないし、あの時会えなかった方々にもお詫びしに行かなくちゃいけない。
 また戻って来たい、どんな形であれ。
 沈みがちだった心が奮い立った。
 …その場で、0泊2日とかでフェリーに乗ろうとしたのは内緒だよ。

 その後、山に登ったり夜景を見たりと小樽徘徊を経て帰って来て、興奮気味に酔っ払いながら映画を観て、今に至るという訳ですよ。
 収穫:チンゲンサイがいくつか。
 運転お疲れ様、そしてありがとう!

 ちょっとした気遣いだったり、ちょっとした気遣いだったり、結局は気持ちの問題なんでしょうね、何事も。
 そして、やりとげようとする意思の強さがどれだけ大事か(文字通り生死を分けた事もあって)を思い出せました。

 それでは、おやすみなさい。
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