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:2007:02/13/23:17 ++ 触感
地図の上から街を見るのと、地図の中の街を見るのとは同じなようでいて、随分違う。
わかっている“つもり”には多々陥るのだけれども、それと同じ数だけ多々忘れがちでもあるという事だ。
行けるはずなのにばかみたいに突っ立ってなきゃいけない事もあれば、立ち止まるべきなのにばかみたいに突っ走って行ってしまう事もある。
それからこうあるべきものがそうでないという事も。
それからそうであったものがこうあったという事も。
どちらが正しい・正しくない、と、是か非かで問うとするならば、“どちらも正しい”としか言いようが無い。
そういう問い方をされたのならば、どちらかを“選ぶ”しか解法が無いように、今の俺は思う。
広義であるか狭義であるか、本来であればただそれだけの違いであるはずであって、そこに居る人間は数字に過ぎないだとか、その数字って実は人間の数なんだぜ!とか、この地域にはこういう名所があって~とか、この名所だからこそこの場所にあるんだぜ~とか、そういう問題では無いのだ、と。
行くべきか、立ち止まるべきかを“選ぶ”事が問題なのだ、と。
真実なんて言葉が本当の事だとしたら、それはその後の話なんだろう。
数字がどうとか、中身がどうとかではなく。
多々陥るのだけれども、同じ数だけ多々忘れがちでもある。
どちらも有意義なモノにするか、無価値なモノにするかは“閲覧する側”だというのに。
どちらにせよ、たったそれだけでアドバンテージになりうるのだけれども。
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