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:2006:12/02/19:58 ++ BOOK OF SHADOWS
例によってお金が無いので図書館に行って来た。本を買うお金が無いという事です。ジーザス。
読みたかったのはマルキ・ド・サド著「悪徳の栄え」の対となる本、「(ジュスティーヌあるいは)美徳の不幸」
タイトルはウィキペディアで「マルキ・ド・サド」で検索したら判明した。便利だねインターネット。
でも図書館で目当てのそれは見つからず。くそう。
しょーがないので手塚治虫「火の鳥」を立ち読みする。
…やっぱ凄い、凄いよ、火の鳥。未読なら死ぬ前に一度全部読む事をお勧めします。
それから最近何気に執心している絵本もパラパラと立ち読み、いや、今度は座り読み。地べたにでは無いので悪しからず。
エドワード・ゴーリーの絵本が面白い。どう面白いかって、絵柄・詩が、心の琴線を“爪弾く”ような感じ。“かき鳴らす”んでは無く、ひっそりこっそりそして切なく。「寂れた」とか「うらぶれた」って印象。
外来語が読めれば、と、こういう時に思う。添えてある詩がことごとく韻を踏んでいるってのは解るだけに。パッとみて「あぁ綺麗な並びだなぁ」と思う。でも「思う」で留まっているのがなんだかなぁ、と。
だけど、描かれているのは美しい物語とは限らないというアンヴィヴァレンスさ。
悪いジョークに満ち溢れた薄暗い雰囲気が好きだという事です。
何冊か借りてきたので後で読むのが楽しみだったりする。
図書館巡りって結構楽しいなぁ。タイトル読んでるだけでも面白いよ。
そういう事があると、お金が無いのもいいもんだ、って思えてくるから不思議。
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